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校長ブログ

【行事】2学期終業式

 12月19日(火)、冬らしくめっきり寒くなった日でした。4年ぶりに体育館で全員が揃っての終業式でした。
 まず、私(校長)から「利己の心と利他の心」についてお話ししました。これまでにもよく聞いた話であったかもしれません。「利他」とは、「他人の利益となるように図ること。自分のことよりも他人の幸福を願うこと。自分を犠牲にして、他人のために尽くすこと」。このような気持ちで周囲に接する心のありようを「利他の心」と言います。ただ、私からは自分を犠牲にすることはない。決して無理はせず、「できる範囲で人に尽くす」ことを心掛けるだけでも、自分の環境を居心地よく整えることができると伝えました。
 実は前日にあることから電話で話した相手の方から以下のお話を伺いました。その方が小さなお子様と飛行機に乗っておられ、たまたま本校のバスケットボール部の部員たちと隣り合わせだったそうです。「生徒の皆さんが、じっと座っていることに飽きてきた子どもの相手をしてくれたり、飛行機を降りるときには荷物も持って降りてくれてとても助かりました。強豪校であることは知っていましたが、スポーツの力だけでなくて他人への思いやりもお持ちですね。生徒さんたちを褒めてあげてください。」と結ばれました。終業式の前日に偶然にお受けした電話の内容がまさにぴったりでそのこともお話ししました。
 次に、英語検定1級合格のT.Mさん、第12回近畿高校囲碁選手権大会9路盤戦優勝のN.Kの表彰をしました。
 そして、女子第35回全国高校駅伝競走大会に出場する陸上部とウインターカップ2023全国高校バスケットボール選手権に出場するバスケットボール部の壮行会を実施しました。
 また、1月末にカナダとニュージーランドに分かれて1年間留学をする高校1年生と中学3年生が決意表明を行いました。もうすぐ出発です。しっかり準備しましょう。
 最後に双葉会会長から3学期の行事への思い、風紀委員長から冬休みの諸注意等がありました。
 後日談ですが、22日のお昼頃に女性の方から事務室にお電話をいただきました。「阪急淡路駅で降車したとき、荷物がいっぱいだったのですが薫英の高校生(冬休みで学校に勉強をしに行く高3生4~5人とのこと)に手伝ってもらい、荷物を目的地まで運んでもらいました。とても助かり、うれしかったのでお礼を言いたくて電話しました。」という内容で、声からとても喜ばれている様子が伝わってきたとのことでした。ご丁寧にお電話をいただきありがとうございました。

 保護者、学校近隣の皆様、そしていつも大阪薫英女学院を応援していただいている皆さま、ご支援、ご協力ありがとうございました。何とか2学期を終えることができました。新年を迎えるにあたりさらに飛躍したいと思っております。これからもよろしくお願いいたします