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校長ブログ

【ご挨拶】初春を迎え

 令和6年(2024)年がはじまりました。
 コロナ禍から賑わいが戻りつつあった新年ですが、その気分を一転させる能登半島地震が起こりました。
 この地震によりお亡くなりになられた方にお悔やみ申し上げますとともに、被災された方々、お怪我をなさった方にお見舞い申し上げます。
 石川、新潟、富山、福井の各県に甚大な被害が出ているとの報道を見て、北陸に住んだことがあることから知人の安否が気になるとともに各地域の景色が一変してしまっていることに心が痛みます。地震による火災では阪神淡路大震災のときの被害情報で、「神戸が燃えている」と伝わってきたときにまさかと信じられなかったことが思い出されました。東日本大震災からは海洋地震における津波の恐ろしさも再認識され、各報道が必死に避難を呼びかけ、なかでもNHKで金沢(石川県)に赴任歴があった山内泉アナウンサー、松江(島根県)に赴任歴があった中山果奈アナウンサーが強く呼びかけ続けたことはしっかりと地域の人々に迫りくる危機が伝わったことと思います。今回の両アナウンサーの強い呼びかけの背景にはNHKアナウンス室の「ことばで命を守る」災害報道への強い思いがあるということを知りました。
 大阪でも大きな横揺れを感じ、本校のある北摂は大阪北部地震では大きな被害がありましたが、今回は今のところ生徒、保護者および教職員の被害の連絡はなく、学校自体にも被害はありません。予定どおり、1月6日に3学期始業式を行います。
 不安定な世界情勢、円安、少子高齢化など大きな課題はありますが、身近なところから一つひとつ前向きに取組みたいと存じます。安全な環境の中で生徒が「好き」をみつけ、その「好き」がかなうように教職員一同で支援してまいります。
 皆さまにも薫英の学校の良さ、薫英生の良さを知っていただきたいと思います。
 本年も薫英女学院に対しまして温かいご支援、ご協力を賜りますようお願い申し上げます。また、このような時だからこそ皆様のご健康とご多幸をお祈りいたします。