【ご挨拶】初春を迎え

　令和7年（2025）年がはじまりました。
　昨年はこの一月一日に能登半島地震が起こりました。1年が経ちましたが、のちの豪雨とあいまって復旧が思うように進んでいません。復興ではなく復旧が進んでいない現状です。自然災害に対して私たちは何ができるのでしょう。阪神淡路大震災が起こるまでは、「大阪は地盤が固いから地震は起こらない」とまことしやかに言われる方がいましたが、それは根拠のない思い込みであったことを思い知らされました。
　その後も本校がある北摂では大阪北部地震もありました。古くから「備えあれば憂いなし」と言われています。せめて自然災害への個人でできる対策は考えてみましょう。何も起こらなければ幸いなことです。
　不安定な世界情勢、円安、少子高齢化など大きな課題に目を向けつつ、本校といたしましては身近なところから一つひとつ前向きに取組みたいと存じます。安全な環境の中で生徒が「好き」をみつけ、その「好き」がかなうように教職員一同で支援してまいります。
　皆さまにも薫英の学校の良さ、薫英生の良さを知っていただきたいと思います。本年も薫英女学院に対しまして温かいご支援、ご協力を賜りますようお願い申し上げます。
　また、皆様が穏やかなお正月を迎えておられることをお祈りいたします。